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横坂康彦 音楽学・音楽評論
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『みんなで輝く日がくる』

ようこそ! アイオナ賛美歌の世界へ

英語圏を中心として世界に広がっているアイオナ共同体の賛美歌から32編を選び、日本語訳した歌集です。スコットランド西部、マル島の隣りに位置する周囲およそ15キロのアイオナ島。6世紀に聖コロンバがここを拠点としてキリスト教の宣教を初めて以来、この島は宗教的な地域と言われてきました。その宣教活動は一時途絶えていましたが、20世紀に入ってジョージ・マックロード牧師がボランティアと共に崩壊していた修道院を補修し、活動を再開しました。

島の名前から「アイオナ」と名付けられた共同体から、親しみやすく、躍動感溢れる新しいセンスの賛美歌が生まれています。この日本語歌集のタイトルは、収録歌の一つで、独特なリズムと力強さを感じさせる同名の賛美歌から採られました。拙著『新しい賛美歌作家たち』にあるジョン・ベルとグラハム・マウルのインタビューを読みながら、これらの賛美歌を一層おもしろく、また身近に感じていただけたら幸いです。聖歌隊の奉仕曲として、また礼拝やキャンプなどにも適した素晴らしい歌集です。

出版に際して来日したアイオナ賛美歌の作者、ジョン・ベル氏のインタビューより

次の千年期、教会は、「アイデンティティをつなぎとめる場」、「人と人とを関係づける場」として大きな役割を担うでしょう。 -中略- ですから日本の皆さんも日本語独特の色、文化的背景、問題意識からぜひ独自の歌を作って欲しいと思います。

(キリスト新聞、1999年9月11日)

 
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