20世紀後半から現在に至るまで活躍を続ける現役賛美歌作家たちへのインタビュー集です。ブライアン・レン、フレッド・カーン、シャーリー・マレー、ジョン・ベル、リチャード・プルー、カール・ダウから故・高田三郎氏に至るまで、賛美歌詩人や作曲家、賛美歌編集者を含む幅広い人たちとのダイナミックな対話集（写真付き）。現在、 英語圏で広く歌われているアイオナの賛美歌が、実は数人の礼拝グループのために書かれた歌で、誰一人そこから出て世界に広がるとは思ってもみなかった…などとい う意外な事実が、読みやすい文体で綴られています。また『讃美歌21』に作品の収録されている作者たちが自作を語るなど、人、作品、それをとりまく社会が複合 的に映し出される１冊です。２年後に出版された『現代の賛美歌ルネサンス』の姉妹編と考えており、筆者が最も好きな自著の一つです。これを読めば、賛美歌とは「生きた 信仰の歌」であることがわかっていただけることでしょう。